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2012年度理事長所信|加賀青年会議所

青年経済人としての責任
2011年3月11日14時46分、太平洋三陸沖を震源として起きた東日本大地震では、マグニチュード9.0と日本観測史上最大を記録しました。多くの尊い国民の命が犠牲になり、自分の目の前の景色を疑ってしまうほどの悲惨な状況に心が締め付けられました。また福島第一原発事故の影響や政治の混迷により、非常に困難な問題が山積みとなっています。復興に向けての確かな第一歩は我々一人ひとりの責任ある行動であり、地域経済への貢献だと考えます。太平洋戦争を経て戦後復興の真っただ中にあった時代、懸命に立ち直ろうとしたこの日本において青年会議所運動が始まりました。今こそ日本の復興へ向け自らが目的意識を持ち、青年会議所メンバーとして明るい未来を切り拓き挑戦をし続けるべきではないでしょうか。

日々刻々と過ぎゆく時間はすべての人間に平等に与えられたものであります。人の人生は長く生きることで、その人の存在する時間はより多く与えられますが、1日という時間を25時間持っているという人は存在しません。では平等に与えられた時間をどのように過ごしていくか。青年会議所は40歳までしか所属できない団体であり、入会した時点で与えられた時間は限られます。であるならば、その限られた時間で何が出来るのか、何をすべきなのかを自ら考え行動することで、皆に与えられた平等の時間の中で他の人よりも多くの糧を得る事が出来るのです。その事が個々の人間力を高め、またその経験と行動力を持って地域社会の活性化へと寄与するのです。それこそが青年経済人の代表である我々の責任であり、Jayceeとしての責務だと私は考えます。
新しい時代を築くのは我々です。我々がしなくてはならないことがたくさんあるはずです。この地域の中で「青年会議所だからできること」を探求し、我々の視点でしか出来ないことを仲間と議論を重ねて、「明るい豊かな社会の実現」に向けて今よりも更に「青年会議所がなければならない」組織となるために結束力と強い信念を持って前を向いて行動していきましょう。

 

基本理念
『加賀創生』~心と心を繋ぐ架け橋となれ~
親子の間で「おはようございます」「いただきます」「ありがとう」という思いやりや感謝の気持ちが素直に交わされるという事はとても幸せな関係です。感謝の気持ちを素直に伝えられる親子の関係が家庭や地域に伝わり、より良い環境が形成されるのです。それに対し他者依存や無関心、責任転嫁や非難ばかりが目立つ社会は、その関係が伝わりにくい環境になっている事に問題があると考えます。こどもは社会や日常生活の中で人間性を創っていくのです。まずは大人である我々が家庭や地域において思いやりや感謝の気持ちを伝えていきましょう。そういう思いを持って行動を示していく事で、心と心の繋がりが芽生え魅力ある社会を築いていけるのです。
輝く未来に向けて自分自身が輝く事が出来たなら、地域も輝きこどもも輝き、笑顔溢れ魅力ある加賀になると確信いたします。メンバー一人ひとりの輝きが集結したならば、(社)加賀青年会議所から輝く光は、必ず地域にも届くはずです。「明るい豊かな加賀」になる事を信じ、勇気と情熱を持って自分自身を磨いていきましょう。

基本方針
『意志あるところに道あり』~目的意識の向上~
青年会議所は社会大學である、私はこの言葉をよく耳にします。この社会大學とは何か、それは自らが意志をもって行動することだと考えます。青年会議所は、自らが意志も持って積極的に行動すれば自己成長できる場は無限にあり、それは自らが求めたものにしか与えられません。自らの成長が企業への成長と繋がり、企業の成長が地域経済の活性化と繋がって結果として地域を豊かにしていく。この社会大學である「学び舎」の中で、今の自分よりもう一段高い意志を持ち積極的に行動を起こす事が出来たなら、必ずや新しい道が開けるはずです。こどもたちに誇られる大人として精一杯悔いのない青年期を生きましょう。

『45周年ビジョンの継承』~我が地域(まち)、かがもん構想~
45周年ビジョンを50周年へ繋げるため、ひとが地域(まち)を創造し自立する加賀の具現化を目指します。3つのアクションプランである人財育成・地域考察・自己研鑽を再確認し、この地域にとって必要なもの、ここに住む人々にとって必要なものを考え、(社)加賀青年会議所でしか出来ない事業を構築していきます。我々の活動を理解して頂き、地域の人々と問題意識を共に考え、「まちの恵みが循環し、ひとの力で創造する加賀」を創っていきます。

『組織の活性化』~志を同じくする仲間と共に~
(社)加賀青年会議所が活性化するために最も重要なことは委員会活動です。委員会が活発に議論を行い活動することにより組織は活性化しますし、それは委員長をはじめとする委員会メンバーの力で成り立っています。思案が多いほど成功の機会は多くなり、創造的な努力においては量が質を培います。(社)加賀青年会議所が元気であり続けるためにもメンバー一人ひとりに与えられた役割を自覚し本気で語らいながら、積極的に意見し合える仲間と共に、委員会を開催して頂きたいと思います。

 

会員交流委員会
すべての事業の基盤は会員であり、会員の減少は組織の衰退に直結する重要な問題だと考えます。会員拡大では、青年会議所の魅力と存在意義を十分に発信し、メンバー全員を巻き込んだ手法を考え、新しい風をたくさん吹き込んで頂きたいと思います。
また各種交流事業では、多くのかけがえのない出逢いがあります。その出逢いをメンバーの気づきの場として頂き、有意義かつ魅力ある交流をそれぞれの目的に沿った形で企画運営して頂きたいと思います。

会員アカデミー委員会
時代を突き動かすのは、いつの時代も若い力であります。新しい会員同士が悩みや理想を語り合い、夢と情熱、そして感動を共有する仲間を創って頂きたいと思います。
青少年事業では先輩諸兄が築いてこられた歴史に感謝し、その想いを継承して頂きたいと思います。また加賀郷土かるた取り大会では30回記念大会となります。こどもたちが思い出に残るような郷土愛を育む事業にして頂きたいと思います。

研修委員会
「企業とは社会に貢献するために存在する」という言葉があります。時代は常に変化しその変化に適応出来たものだけが生き残ると考えます。先行きが見えない混沌としたこの時代、今我々に何が必要かを委員会でしっかりと議論し、我々の企業が社会に貢献できるような各種研修事業を展開して頂きたいと思います。また、公益事業の本質を十分に理解し、まずは会員のためになる事業、そして地域の人々が青年会議所の存在価値を感じて頂けるような事業を構築して頂きたいと思います。

人財育成委員会
最近のこどもは・・・という言葉をよく耳にします。「こどもは親の鏡」と言いますが、そのこどもを育て成長させるのは我々親世代であります。こどもたちの未来を創り上げる責任世代に青年会議所として何が出来るのかを考え、事業を立案して頂きたいと思います。
統一事業ではこどもたちが自然体験や生活体験を通して多くの人と出逢い、その出逢いの中から「生きる力」=「社会を生き抜く力」を育む事業を構築して頂きたいと思います。また、まちの恵みに触れ郷土加賀に誇りを持てるような事業を展開し「地域の教育力」の向上に繋げて頂きたいと思います。

まちづくり活性化委員会
我々は青年会議所メンバーである前に一市民でもあります。全メンバーが主体的に物事を捉え、時代の流れや市民の声を肌で感じ、市民の方々と共に地域ビジョンを共有する事が出来れば、市民と行政とそして我々が共に考えるまちづくりが必ず実現できるはずです。地域の汗かき役として献身的な行動をし、地域から信頼された上で青年会議所にしか出来ない魅力ある事業を展開して頂きたいと思います。また、まちづくりは大人だけで考えるものではありません。こどもの視点から見るまちづくりも考え、事業構築して頂きたいと思います。

事務局
組織の中枢を担う事務局には、定例会・理事会をはじめとする各会議において、規律ある正確な運営を心掛けて頂きたいと思います。定例会はすべての会員が月に一度集い、交流・情報交換を通じて活動の礎を築く場であります。組織内の連携をより緊密にして様々な情報を全員が共有し、互いに思いやる温かみのある運営を心掛けて頂きたいと思います。     
財政では公益性を十分に理解し、財政局長をしっかりとサポートして頂きたいと思います。広報では(社)加賀青年会議所の魅力を伝えるべく、正確な情報開示を提供して頂きたいと思います。
事務局として各委員会を十分に補佐し、連携を密にしながらサポート役として、また各種事業において率先垂範して頂く事を望みます。

財政局
青年会議所はメンバーの大切な会費で活動しています。LOMのバランスを考え、その会費が無駄なく有意義に活用できるよう厳密な運営管理をして頂きたいと思います。また公益社団法人格取得に向け適正な会計処理を行って頂き、事務局と密に連携しながら各委員会の良きアドバイザーとして予算・決算の整合性を図って頂きたいと思います。

公益法人取得準備室
(社)加賀青年会議所は2010年度に会員の総意で公益社団法人に移行するという大きな選択を致しました。公益法人取得準備室の目的とは、申請処理を遂行するだけでなく公益社団法人を取得する意義をメンバーに伝えていき、方向性を示していく役割も担っています。2012年度の申請に向けて、行政との連携を密にしてスムーズな申請処理を行って頂き、今後の公益社団法人加賀青年会議所の礎になって頂きたいと思います。

最後に

「まだまだ足りないところがある、まだまだ道はあるはずだ」と考え続ける人の日々は輝いています。しかし自分にはそれが出来ないと言った瞬間から可能性の道は閉ざされてしまいます。同じ能力の持ち主でもプラス思考で取り組んだ人はうまく行き、マイナス思考で取り組んだ人はうまく行かない、人間とは自分が考えた通りの結果を手にするものです。そのためには創造力と柔軟性、他者に依存しない強さを持つ事が大切です。失敗したところで諦めるのではなく、成功するまでチャレンジ精神を持って努力し続けるからこそ成功が生まれてきます。現実と向き合う勇気を持ち、どんな時も損得ではなく自分や周りを笑顔にする選択に心掛け、挑戦への一歩を踏み出しましょう!!